広島の玄関口である広島駅周辺は、この数年で大きく様変わりを遂げました。かつての単なる交通拠点から、買い物や食事、観光の目的地として多くの人で賑わうエリアへと発展を続けています。中でも、駅ビル「エキエ」の誕生により、駅周辺の魅力は格段に増しました。限られた時間で効率よく観光したい方に向けて、地元民ならではの時間別おすすめプランをご紹介します。
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朝から始める充実の駅周辺観光
早朝に広島駅に到着したなら、まずは駅ビル「エキエ」内のエキエダイニングがおすすめです。地元で長年愛される「はつかいち醤油」の朝定食は、広島産の新鮮な食材を使用した和定食が人気。朝7時からの営業で、観光前の腹ごしらえにぴったりです。併せて、朝一番の空いている時間帯に駅ビル内の探索をしておくと、後の観光がよりスムーズになります。
朝食後は、広島駅から徒歩圏内にある東照宮へ。静かな朝の空気の中で参拝を済ませたら、すぐ近くにある縮景園へ向かいます。江戸時代から受け継がれる庭園美は、朝露に輝く緑の中で一段と美しさを増します。園内を一周するのに約1時間。日本庭園の風情を堪能しながら、ゆっくりと散策を楽しめます。
広島の味覚に出会う駅周辺グルメ
お昼時になったら、エキエダイニングで広島グルメを堪能するのがおすすめです。創業100年を超える老舗「かなわ」のあなご飯は、ふっくらと蒸し上げた穴子の食感と、秘伝のタレの味わいが絶品。また、本場の広島風お好み焼きを味わいたいなら「むさし」へ。鉄板で焼き上げる音と香りに食欲をそそられます。
駅から少し足を延ばせば、地元民に愛される隠れた名店との出会いも。市場直送の新鮮な魚介を使用する「すし亭」では、カウンター席で職人の技を間近で見ながら、本格的な寿司を楽しめます。ランチタイムはセットメニューもあり、リーズナブルに楽しめるのも魅力です。
お土産選びも駅ビルで完結
観光の締めくくりには、駅ビル内でお土産選びを。アッセ2階の土産物コーナーには、広島の名産品が一堂に会しています。定番のもみじ饅頭はもちろん、広島レモンを使用したスイーツや、牡蠣の加工品など、種類も豊富。特に広島レモンパイは、サクサクの生地と爽やかな酸味が人気を集めています。
また、エキエ内には生もみじ饅頭の店舗も。できたての温かさと香ばしさは、その場で味わうのもおすすめです。広島菜漬けや牡蠣醤油といった保存の効く商品も、駅ビル内で手に入るため、帰りの時間が迫っていても安心です。
便利な駅周辺施設の活用法
観光の途中で手荷物が気になる場合は、駅構内のコインロッカーが便利です。小型から大型まで各サイズが完備され、ICカードでの支払いにも対応。24時間利用可能なため、夜遅くまで観光を楽しむ方にも安心です。
広島駅総合観光案内所では、多言語対応のスタッフが常駐しており、観光マップの提供や交通案内はもちろん、その日の天候に応じたプラン変更の相談にも親身に対応してくれます。
アクセスと周遊のポイント
広島駅から市内の観光スポットへは、路面電車の利用がおすすめです。平和記念公園へは約15分、繁華街の本通・八丁堀エリアへは約10分で到着。地上を走る路面電車からは、街並みの変化も楽しむことができます。
市内循環バス「めいぷる~ぷ」は、主要観光地を効率よく周遊できる便利な交通手段。1日乗車券を利用すれば、経済的に観光スポットを巡ることができます。
まとめ:時間を味方につけた観光のすすめ
半日という限られた時間でも、朝早めの行動を心がければ、駅周辺の魅力を十分に堪能できます。観光スポットが空いている早朝は、ゆっくりと写真撮影を楽しむこともできます。また、雨天時でも駅ビル内で食事や買い物が完結するため、天候に左右されにくいのも魅力です。
この記事を参考に、あなただけの広島駅周辺観光プランを組み立ててみてはいかがでしょうか。新しい発見と懐かしい風景が織りなす広島駅周辺で、思い出に残る時間をお過ごしください。
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